子どもが英語を学ぶには、楽しみながら身につけることが大切です。ゲームや遊びなど、英語を学ぶにはさまざまな方法がありますが、そのひとつに挙げられるのがなぞなぞです。
今回は、英語のなぞなぞが効果的な理由や、子どものレベルに合わせたなぞなぞを7つご紹介していきます。子どもに英語を身につけさせたいと考えている方は、ぜひ参考にしてください。
子どもの英語学習でなぞなぞが効果的な理由
子どもの英語学習に効果的なツールのひとつが、なぞなぞです。英語のなぞなぞが効果的な理由には、以下の5つが挙げられます。
- ボキャブラリーが増加する
- 文法の練習になる
- リスニング能力が向上する
- 考える力を養える
- 楽しみながら英語に触れられる
ボキャブラリーが増加する
英語のなぞなぞを理解するには、さまざまな言葉やフレーズに対する知識が必要です。なぞなぞの中でわからない英語があれば、その場で調べてボキャブラリーを増やせます。
勉強として単語を覚えるよりも、なぞなぞを答えるために英語を調べたほうが、積極的に語彙力を高められることがメリットのひとつです。文字だけで覚えるよりも、イメージで覚えられるため新しい単語が脳に定着しやすいです。
文法の練習になる
英語のなぞなぞは文章のため、基本的な文法の理解が必要です。「S+V」の初歩的な文法を理解するだけでも、英語を身につける一歩につながります。
ボキャブラリーと同じく、わからない文法はその場で調べれば、その場で新しい知識を得られます。子どもの英語レベルに合わせて文法の難易度を定めると、少し難しい文法の練習にも効果的です。
リスニング能力が向上する
英語のなぞなぞ遊びをしていれば、英語を聞くことに対して苦手意識を持ちにくくなります。英語が持つ独特の音やリズム、イントネーションやアクセントに慣れることができるため、英語のなぞなぞはできるだけネイティブの音声で聞きましょう。
また、ネイティブ音声のなぞなぞを真似して口に出せば、発音の練習にもつながります。
考える力を養える
なぞなぞを解くためには、論理的思考や問題解決能力が必要です。英語だけでなくこのような考える力を養えることができるのも、なぞなぞのメリットのひとつです。
考える力や勉強や日常生活にも必要なため、子どものうちからなぞなぞを通じて鍛えておきましょう。
楽しみながら英語に触れられる
子どもの脳や耳は非常に柔軟なため、英語学習は子どものうちから始めるのが効果的だといわれています。しかし、子どもの集中力は高くないので、一般的な勉強だけではなかなか英語に親しめません。
英語でなぞなぞを解けば、遊びながら英語に触れることが可能です。また、「英語は楽しいものである」というイメージを定着させることにもつながります。
レベル別の英語のなぞなぞ7選
ここからは、子どものレベルに合わせたなぞなぞを7つ紹介します。レベルに合わないなぞなぞは、英語に対する苦手意識が芽生えたり、飽きてしまったりする可能性があるためおすすめできません。
子どもの年齢や英語レベルに合わせて、適したなぞなぞを活用しましょう。
幼稚園児向けの英語のなぞなぞ
Q1:I am round. I am red. I become ketchup too. What am I?
(私は丸いよ。私は赤いよ。私はケチャップにもなるよ。私はだ〜れだ?)
A1:A tomato.(トマト)
「Round」「Red」などの簡単な英語が並び、日本語でもなじみ深い単語もあるので、幼稚園児や英語の初心者の子どもにぴったりななぞなぞです。「What」などの疑問詞は3歳から理解できる といわれているため、なぞなぞを通じてトレーニングしましょう。
Q2:I can swim. My voice goes “ribbit ribbit”. I am green. What am I?
(私は泳ぐことができるよ。そしてケロケロと鳴くよ。私の体は緑だよ。私はだ〜れだ?)
A2:A frog.(カエル)
このなぞなぞは、日本語と英語の鳴き声の違いについて理解するのにおすすめです。「カエルは“ribbit ribbit”だけど猫はどうかな?」など、ほかの生き物の鳴き声にも派生できます。「Frog」という単語がわからない場合は、親子で一緒に調べてみましょう。
Q3:I have four wheels. You need a key for me. I am fast. Please wear my belt. What am I?
(私には4つのタイヤがあるよ。あなたは鍵が必要です。私は速いんだ。ベルトをしっかり締めてね。私はだ〜れだ?)
A3:A car.(車)
車好きな子どもにぴったりのなぞなぞです。家庭に車がある場合は「My body is red.(私の体は赤いよ)」や「We went to the zoo together.(一緒に動物園に行ったよ)」など、車にまつわるエピソードを交えるのもおすすめです。
小学低学年向けのなぞなぞ
Q4:I tell you the time with its long and short hands. What am I?
(私は長い手と短い手を使って時間を教えるよ。私はだ〜れだ?)
A4:A clock.(時計)
「With」などの前置詞が登場しますが、身近なものなのでほかの英単語で答えを導きやすいなぞなぞです。置き時計は「Clock」、腕時計は「Watch」などと違いを説明するのもおすすめです。
Q5:You cut me, slice me, dice me, and all the while, you cry. What am I?
(私を切ったりスライスしたり細かくしたりしている間、あなたはずっと泣いているよ。私はだ〜れだ)
A5:An onion.(玉ねぎ)
小学低学年はお手伝いなども始まるため、イメージしやすいなぞなぞです。「Slice」「Dice」など難しい英単語は、一緒に調べて自然にボキャブラリーを増やせます。
小学中・高学年向けのなぞなぞ
Q6:I have legs but cannot walk. What am I?
(私は脚があるのに歩けないんだ。私はだ〜れだ?)
A6:A chair.(椅子)
小学中・高学年の子どもには、ひらめきが必要ななぞなぞもおすすめです。一つひとつの単語は簡単なので、ひらめいたらすぐに答えられるでしょう。
Q7:I’m tall when I’m young, and I’m short when I’m old. What am I?
(私は若いときには背が高く、歳をとると背が低くなります。私はだ〜れだ?)
A7:A candle.(ろうそく)
日本語でも定番のなぞなぞのひとつです。副詞節の「When」が出るため、なぞなぞを通じて文法のトレーニングにもなります。
まとめ
なぞなぞは楽しみながら英語のボキャブラリーや文法、リスニング力を身につけられるため、子どもの英語学習にぴったりのツールです。今回ご紹介した英語のなぞなぞを参考にしながら、英語学習のきっかけに活用してみてはいかがでしょうか。
子どもを英語に触れさせたい方は、家庭学習だけでなく、英会話教室も検討してみるのがおすすめです。大阪府八尾市の「英会話スクール・ポム」は2歳から通えるため、小さな頃から英語脳や英語耳を養えます。ネイティブ講師がなぞなぞなどの遊びを使って英語を教えるため、楽しく学習していけます。