子どもに英語を学ばせたいと考える方の中には、インターナショナルスクールを選択肢のひとつに考える方も少なくありません。しかし、インターナショナルスクールは単に英語を学べる学校というわけではありません。
今回は、インターナショナルスクールとはどのような学校なのかに加え、メリット・デメリットや費用についても解説していきます。
インターナショナルスクールとは
インターナショナルスクールとは、日本で暮らす外国籍の子どもや帰国子女のために設立された教育施設です。幼稚園から高校までありますが、ほとんどのインターナショナルスクールは学校教育法に定める学校ではないため、各種学校として専門学校などと同じ扱いとなります。
以前は外国籍の子どもや帰国子女に特化した学校でしたが、現在は国際的な教育環境を求める日本人の子どもも通えるようになりました。そのため、近年ではインターナショナルスクールの開校が相次ぎ、国内には約150校の認定インターナショナルスクールが存在します。
インターナショナルスクールの特徴
インターナショナルスクールの大きな特徴は、授業やすべての日常会話が英語で行われることです。日本の学校では日本語で英語の授業が行われますが、インターナショナルスクールでは英語でさまざまな教科の授業が行われます。そのため、基本的な英語を理解していないと、一般的な学校生活を送れません。
インターナショナルスクールでは英語が必須のため、入学試験には実践的な英語力が問われます。「読む・書く・聞く・話す」の4技能が必要となり、インターナショナルスクールによっては子どもだけでなく、親の英語力が求められることもあります。
インターナショナルスクールと日本の学校の違い
インターナショナルスクールと日本の一般的な学校には、以下のような違いがあります。
インターナショナルスクール | 日本の一般的な学校 | |
---|---|---|
義務教育の修了資格 | なし(例外あり) | あり |
授業で使われる言語 | 英語 | 日本語 |
子どもの国籍 | 多国籍 | 日本人が多い |
1クラスあたりの子どもの数 | 少人数 | 多人数 |
新学期のスタート | 9月 | 4月 |
教育方法 | 探求型 | 知識暗記型 |
インターナショナルスクールと日本の学校の大きな違いは、義務教育の卒業資格があるかどうかです。インターナショナルスクールは、学校教育法に認められた一条校ではない限り、卒業しても日本の義務教育を修了したとは認められません。さらに多国籍の子どもが生徒の主軸となるので、自ら考えて解答を出す探究型の授業がほとんどです。
インターナショナルスクールに通うメリット
日本の一般的な学校とは大きく異なるインターナショナルスクールに通うメリットには、以下の3つが挙げられます。
- 高い英語力が身につく
- 異文化を理解できる
- 同じ境遇の友達を見つけることができる
高い英語力が身につく
インターナショナルスクールに通う子どものほとんどが英語を母国語で話すため、授業や先生・友達との日常会話はすべて英語で行われます。常に英語が使われる環境に身を置けるので、必然的に英語脳が養われるのがメリットです。日本にいながら、留学しているような環境を得られるのがインターナショナルスクールの最大の魅力だといえます。
異文化を理解できる
インターナショナルスクールには、日本人だけでなくさまざまな外国籍の子どもが通っています。そのためさまざまな国の文化に親しめるほか、一般的な日本の学校では得られないような価値観を得られるのがメリットです。文化によって違いがあることを子どものうちから知ることができ、多様性を理解できるようになります。
同じ境遇の友達を見つけることができる
インターナショナルスクールに通う子どもは、英語や国際意識が高い家庭で育った子どもばかりです。そのため、同じ意識の高さの友達を見つけられるのも、インターナショナルスクールに通うメリットのひとつだといえます。
英語への熱意が高くても、一般的な日本の学校に通うとなかなか使う機会がありません。インターナショナルスクールでは同じ境遇の子どもが多いので、意識レベルが高い友達を見つけられるでしょう。
インターナショナルスクールに通うデメリット
インターナショナルスクールには、以下のようなデメリットもあります。
- 日本の学校への進学や転校が難しい可能性がある
- 日本語を学ぶ機会を工夫しなければならない
- 費用の負担が大きい
日本の学校への進学や転校が難しい可能性がある
一条校以外のインターナショナルスクールでは、義務教育を受けたとみなされないため、インターナショナルスクールから公立の学校への進学や転校が認められないケースがあります。たとえば、インターナショナルスクールの教育レベルについていけなくなったり、費用が負担しきれなくなったりなどの理由で中学校から日本の学校へ通う場合、公立の小学校にも籍を置かなければなりません。
高校までインターナショナルスクールに通い、日本の大学に進学する場合は、日本の高校の卒業資格が必要です。このようにインターナショナルスクールに通うと進路が制限されてしまうため、入学を考える際は十分に検討しましょう。
日本語を学ぶ機会を工夫しなければならない
インターナショナルスクールでは、すべての授業や日常会話が英語で行われます。さらに日本の小学校では週5〜9コマある国語の授業が、インターナショナルスクールでは平均で2コマ程度しかなく、日本語を身につける機会が少ないです。将来日本の大学に進学したり、日本での就職を考えたりしている場合は、学校以外にも日本語を学ぶ機会を増やすことが求められます。
費用の負担が大きい
インターナショナルスクールは、一般的な日本の学校と比べると費用が非常に高いです。小学校から高校まで通うとなると、学費だけで2,000万円近くの費用がかかってしまうため、金銭的に余裕のある家庭でないと通わせることができません。
インターナショナルの費用相場
インターナショナルスクールのデメリットのひとつが費用の高さですが、実際にかかるインターナショナルスクールの費用を見ていきましょう。
学費 | 年間150〜300万円 |
---|---|
受験料 | 3〜5万円 |
入学金 | 20〜50万円 |
施設利用料 | 年間20〜50万円 |
教材費 | 年間30〜50万円 |
スクールバス代 | 年間10〜30万円 |
金額は学校によって異なりますが、学費以外の費用を合わせると、年間210〜480万円もの費用がかかってしまいます。一方、一般的な日本の学校にかかる費用は以下のとおりです。
幼稚園 | 小学校 | 中学校 | 高校 | |
---|---|---|---|---|
学校教育費 | 約12〜33万円 | 約6〜90万円 | 約14〜107万円 | 約28〜72万円 |
学校給食費 | 約2〜3万円 | 約4万円 | 約0.3〜4万円 | – |
課外活動費 | 約8〜17万円 | 約21〜64万円 | 約30万円 | 約18〜25万円 |
公立か私立かでも費用は大きく異なりますが、インターナショナルスクールと比べると金額の差は一目瞭然です。子どもをインターナショナルスクールに通わせる場合は、しっかりと計画を立てて準備しておくことが大切です。
まとめ
インターナショナルスクールは、すべての授業が英語で行われる教育施設です。さまざまな国籍の子どもが在籍しているため、高い英語力とあわせて異文化理解を得られます。ただし、インターナショナルスクールは英語力が不可欠であり、日本の学校と比べると高額であるデメリットもあります。今回紹介した費用を参考に、インターナショナルスクールへ通わせるかをしっかり検討しましょう。
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