教育 英会話教室でレッスンを受ける子供とネイティブ講師
「小学校入学前に子どもの英語学習を始めたい」と考える親御さんも多いと思います。習い事としての英会話は幼児や小学生で人気が高いため、「6歳で始めるのは遅いのではないか」と不安を感じる方もいるかもしれません。確かに早めに始めたほうがいいのは事実ですが、6歳で英語学習を始める場合でも十分にメリットがあります。

今回は6歳での英語デビューを考えている親御さんへ向けて、6歳で始めるメリットやおすすめの具体的な学習方法、英会話教室やプリスクールを選ぶポイントなどを解説します。子どもにとって何が最善なのか検討している方は、ぜひ一案として参考になさってください。

6歳で英語学習を始めるメリットとは

6歳で英語学習をスタートさせる場合、次のようなメリットがあります。ひとつずつ確認していきましょう。

英語耳を育てていける

6歳で英語学習を始めた場合、吸収力・記憶力・理解力が高いため、英語を英語のまま受け入れ理解できる「英語耳」を獲得しやすいです。ネイティブの講師が発音する単語をそのまま真似することは、非常によい学習法なのですが、小学校低学年あたりまでは恥ずかしさを感じることがないため、英語耳もよく育ちます。

ベネッセの調査によると、小学生では約75%以上の子どもが「英語が好き」と答えているのに対して、中学生に上がると「教科としての英語が好きではない」という子が約半数にものぼります。 ほとんどの場合でまずはリスニングが苦手であることが原因だと考えられますので、早めに英語学習を始めておくのがベストだといえるでしょう。

聞く・話す・読む・書くという能力をつなげて理解していける

文字をしっかりと理解できる6歳で英語学習を始めた場合、聞く・話す・読む・書くという能力をすべてつなげて理解していけるのも、大きなメリットです。

小学生になると、国語をはじめとするさまざまな教科で文字を書く作業がどんどん増えていきます。そのため、小学校入学を機に書く力が伸びますので、個人的に英語学習を続けていれば、こちらでも英単語や簡単な英文を書く力のアップが期待できます

小学校での英語の授業へスムーズに移行できる

6歳は、幼稚園や保育園での年長~小学1年生にあたる年齢です。小学校では3~4年生で外国語活動(週1~2時間)、5~6年生では教科としての英語学習(週3時間程度)が始まります。

しかし、6歳には母国語である日本語の習得がおおよそ確立されてきていることもあり、小学校に上がってから突然英語活動が始まると、英語がわからなくてつまらなくなり、英語嫌いになってしまう可能性もあります。

まだまだ先の話ではありますが、高校入試や大学共通テストでは、教科としての英語をこなせるかどうかで、総合点に大きく響くことになります。子どもの未来のためにも、英語嫌いはなるべく避けたいところです。小学校に上がる前に英語学習を始めて、多くの英語に触れるようにしておくことで、子どもの英語嫌いを回避できるでしょう

【6歳からの英語】おすすめの学習の流れ

6歳で英語学習を始めるといっても、何から始めたらよいのかわからないという方も多いでしょう。英会話スクールに通う以外に、こちらでは6歳におすすめの自宅でできる英語学習法をご紹介します。

以下の①~③を同時に進めていき、慣れてきたら④も後で始めていきましょう。

<6歳から始める英語:おすすめの自宅でできる英語学習法>

  1. 英語を「聞く」力をつける
  2. 英語を「話す」力をつける
  3. 英語を「読む」力をつける
  4. 英語を「書く」力をつける

 

①英語を「聞く」力をつける

英語でのコミュニケーションは、相手の言っていることを理解できて初めて成立するものです。まずは英語を聞く力を身につけることが大切ですので、子どもの好みに合う英語教材を選んで、英語に慣れていきましょう。英語の歌のCDやDVD、子ども向け英語教育YouTubeチャンネル、動画配信などがおすすめです。

②英語を「話す」力をつける

動画などから流れてくる英語に耳が慣れてきたら、今度はそのセリフを真似してみましょう。アニメであれば好きなキャラクターのセリフを真似してみると楽しいです。文字を読めるようになってくれば、絵本を声に出して読むのもおすすめです。簡単なフレーズや単語が書かれているフラッシュカードで、「What’s this?」など問いかけて当てるゲームも楽しいでしょう。

また、日常生活でよく使う言葉を英語にするのも効果が高いです。英語が苦手な親御さんでも、挨拶など簡単なフレーズでかまいません。「Good morning!(おはよう)」「Good job!(がんばったね)」など、簡単な声掛けをしてみましょう。最初は子どもからの反応がなくても、しばらくして慣れてくると、英語で自然に返答できるようになってきます。

③英語を「読む」力をつける

6歳ではひらがなを読める子どもが多いですので、英語に関してもアルファベットを覚えていきましょう。アルファベットの歌を歌いながら、文字を指さし確認していくのもおすすめです。

次にイラスト付きの単語カードを使って英単語を覚えていきましょう。ヒントを出す際は、できるだけ英語で説明するようにすると英語脳が育ちます。

アルファベットや英単語が読めるようになってきたら、ぜひ英語の絵本を自分で読むことにも挑戦しましょう。子どもにとって思い出に残る、大切な絵本になるかもしれません。

④英語を「書く」力をつける

英語に慣れて学習が軌道に乗ってきたら、次は書く力も付けていきましょう。6歳では、ひらがなで自分の名前を書ける子どもも多いです。

また、小学校入学を機に書く力が伸びますので、英語学習においてもアルファベットや英単語を書くことに楽しさを感じるはずです。簡単な日記を書いたりすることから始めるとよいでしょう。

6歳から英語学習を始めるなら英会話スクールがおすすめ

6歳から英語学習を始める場合に注意したいのは、英語嫌いにならないようにすることです。子どもの英語嫌いを回避するための方法としておすすめなのが、英会話教室やプリスクールへ通うことです。

多くのスクールの中から6歳児に合ったところを見つけたい時は、次の5つのポイントを確認しましょう。

<6歳児に適した英会話教室、プリスクールを選ぶポイントは5つ!>

  • ネイティブの講師が在籍している
  • 子どもが楽しめるレッスン内容になっている
  • 長期休暇中に特化したレッスンもある
  • 小学生、中学生に進級してもレッスンを受けられる
  • 無料体験レッスンを受けられる

 

ネイティブの講師が在籍しているスクールを選べば、英語の発音に早めに慣れることができ、本来の発音の発声もできるようになります。 子どもが楽しいと思えるような題材や教材、レッスン内容であることは、学習の継続に欠かせない要素です。

また、長いお休みでも英語を忘れないよう維持できて、年齢が上がったら英検対策をしてくれるようなスクールが理想です。無料体験レッスンに行き、実際に肌で感じて確認してみましょう。

まとめ

「英語デビューはなるべく早いうちがよい」といわれる昨今ですが、就学前後の6歳で英語学習を始めても決して遅くはありません。言語習得の臨界期は12~13歳といわれることもありますが、高校生になって留学で苦労を重ねて英語を身につける子どももいます。このようにさまざまなケースがありますが、できれば就学前後の6歳あたりで英語耳を獲得できる環境を整えてあげることで、自然に英語を受け入れられるようになるでしょう。

英会話スクール・ポムでは、2~6歳(就学まで)はプリスクール、6~12歳(幼稚園児、小学生)はアフタースクール英会話、中高生向けの英検対策などを開講しています。英語を英語のまま受け入れる「英語耳」、英語で考える「英語脳」の獲得を目指し、長期休暇でのサマースクールやウィンターレッスンなども行っています。ぜひお気軽に無料体験レッスンをお試しください。